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フョードル・ドストエフスキー生誕200年記念シンポジウム(Ⅱ)

生誕200年記念の集い「私たちの、魂の同時代人ドストエフスキー」

主催 日本ドストエフスキー協会(DSJ)
(科研費:基盤研究B「危機と再生のヴィジョン:ドストエフスキー文学の世界性をめぐる超域的研究」)
日時 2021年12月5日(日)
方式 オンライン形式(ズーム・ウェビナー)
問い合わせ:dsjn_gg@nufs.ac.jp

ドストエフスキー生誕200年の記念すべき年にあたる2021年も残すところわずかとなりました。
日本ドストエフスキー協会の会員の皆さまとの記念の集いを開くこととなりました。
会場への出入りは、自由です。どうかお気軽にこの「集い」に参加していただけましたら幸いです。


全体進行:梅垣昌子
   
■13時30分 -14時00分 【記念スピーチ】
「記念祭によせて:ドストエフスキーについて考えたこと、書いたこと」(望月 哲男)

■14時00分~14時15分 【報告】
「世界におけるドストエフスキー生誕200年」(齋須 直人)

■14時20分~15時50分 【シンポジウム】
「ドストエフスキー200年、『悪霊』150年、文学研究100年」 
(話題提供:番場 俊 パネリスト:亀山 郁夫、越野 剛、望月 哲男)

■16時00分~17時30分 【リレーメッセージ】
「ドストエフスキーと私たち」
(甲斐 清高 梅垣 昌子 白井 史人 福井 勝也 林 良児 齋須 直人 木寺 律子 野谷 文昭 亀山 郁夫 越野 剛 番場 俊 望月 哲男)

フョードル・ドストエフスキー生誕200年記念シンポジウム(Ⅰ)

主催:名古屋外国語大学
(科研費:基盤研究B「危機と再生のヴィジョン:ドストエフスキー文学の世界性をめぐる超域的研究」)
共催:日本ドストエフスキー協会(DSJ)
 
日時:2021年2月28日(日)10:00~17:30
方法:オンライン(Zoom)
問い合わせ:dsjn_gg@nufs.ac.jp

■全体進行(梅垣昌子)

■午前の部(10時~12時):(司会:望月哲男)
研究報告:「多面的なドストエフスキー」
齋須直人:「ロシアの学校教育科目《文学》の教科書に見るドストエフスキー」(25分)
福井勝也:「ドストエフスキーの政治思想」~渡辺京二氏の著書に触発されて」(25分)
亀山郁夫:「『美が世界を救う』――ドストエフスキーにとって美とは何か」(40分)

■午後の部Ⅰ(13時~):(司会:望月哲男)
特別講演:長縄光男「ドストエフスキーとゲルツェン――問題の所在」」(40分)

■午後の部Ⅱ(14時~15時半):(司会:亀山郁夫)
シンポジウム(1)「コロナ禍時代に考えたこと」
話題提供:沼野充義「コロナ禍の時代に『罪と罰』を読む」(20分)
パネリスト:科研メンバー全員の近況報告と議論
(林良児、甲斐清高、白井史人、梅垣昌子、藤井省三、野谷文昭、番場俊、望月哲男、越野剛、齋須直人)

■午後の部Ⅲ(15時45分~17時半):(司会:番場俊)
シンポジウム(2)「ドストエフスキーと《危機》の想像力」
基調報告:亀山郁夫「なぜ、《アルカージー》なのかーードストエフスキー『未成年』への一視覚」(30分)
パネリスト:望月哲男/越野剛/沼野充義/番場俊

記念講演者紹介
長縄 光男(ながなわ みつお、1941年~)ロシア文学者、横浜国立大学名誉教授。ロシア思想史、日露関係史、日本における正教史を主な研究対象とする。モスクワ大学客員教授、ドストエフスキー記念オムスク大学日本文化講座派遣教授等を歴任。1965年一橋大学社会学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。ゲルツェン『過去と思索』(全3巻、共訳)で、日本翻訳出版文化賞、木村彰一賞受賞。2006年に横浜国立大学人間学部教授を定年退官。その後上智大学ロシア語学科や法政大学で非常勤講師としてロシア史の教鞭をとる。2007年モスクワ大学客員教授。2010年度ドストエフスキー記念オムスク大学日本文化講座派遣教授。著書『ニコライ堂遺聞』では、日本正教会史について亜使徒ニコライが働いた明治時代のみならず、あまり触れられる事がこれまで無かったセルギイ・チホミーロフ府主教時代についても執筆範囲とし、研究領域を拡大した。
単著
『ニコライ堂遺聞』(成文社 200年)『ニコライ堂の人びと 日本近代史のなかのロシア正教会』(現代企画室 1989年)『評伝ゲルツェン』(成文社 2012年)『ゲルツェンと1848年革命の人びと』(平凡社新書 2015年)
訳書
リハチョフ『文化のエコロジー ロシア文化論ノート』(群像社 1988年)
ゲルツェン『向こう岸から』(平凡社ライブラリー 2013年)他 
共訳
『宣教師ニコライの全日記』(全9巻、2007年) ゲルツェン『過去と思索.3』(金子幸彦・長縄光男訳 筑摩書房、1998~99)他。






ドストエフスキー国際シンポジウム
「ドストエフスキーの世界性」(“Dostoevsky and Us”)

主催:名古屋外国語大学 
科学研究費助成事業「カタストロフィの想像力:ドストエフスキー文学の現代的意味とその世界展開」


来る2021年、フョードル・ドストエフスキーは生誕200年を迎える。その喜ばしいときを前に、世界の文学愛好者の間にドストエフスキー・ルネサンス到来の予感がみなぎりはじめている。AIやバイオテクノロジーが支配するグローバル社会にあって、ドストエフスキーの文学は、なぜこれほどにも現代人の心をとらえるのか。その「現代的意味」そして「世界性」とは何なのか。

共催 日本ドストエフスキー協会(DSJ: The Dostoevsky Society of Japan)
共催 名古屋モーツァルト協会
後援 名古屋外国語大学ワールドリベラルアーツセンター

日時 2020年2月22日:午前10時~17時30分
会場 名古屋外国語大学511教室

■第1部 10:00―12:00  国際ワークショップ「多様なドストエフスキー」
報告者;望月哲男(MOCHIZUKI, Tetsuo 中央学院大学)、林良児(HAYASHI, Ryoji 名古屋外国語大学)、梅垣昌子(UMEGAKI, Masako 名古屋外国語大学)、オリガ・フォーキナ(FOKINA, Olga モスクワテレコム)
■第2部 13:00-14:30  特別企画「ドストエフスキーとプロコフィエフの『賭博者』」
紹介;「ドストエフスキーの『賭博者』」亀山郁夫(KAMEYAMA, Ikuo名古屋外国語大学)
講演;「プロコフィエフの『賭博者』」高橋健一郎(TAKAHASHI, Kennichiro 札幌大学)
■第3部 15:00-17:30 国際シンポジウム「ドストエフスキーの世界性」
基調講演「《信仰の象徴》としての『カラマーゾフの兄弟』」パーヴェル・フォーキン(FOKIN, Pavelロシア国立文学博物館)
司会進行;沼野充義(東京大学)
コメンテータ;望月哲男(MOCHIZUKI, Tetsuo 中央学院大学)
パネリスト;番場俊(BAMBA, Satoshi 新潟大学)、亀山郁夫(KAMEYAMA, Ikuo名古屋外国語大学)

《記念講演者紹介》パーヴェル・フォーキン(Павел Евгеньевич Фокин Pavel Evgenievich Fokin)
1965年、カリーニングラード生まれ。 現在、ロシア国立文学博物館研究員、モスクワ・ドストエフスキー博物館長。カリーニングラード大学出身。ロシアドストエフスキー協会員、国際ドストエフスキー協会員。プーシキン、ドストエフスキー、ローザノフ、ソルジェニーツィン、A・ジノヴィエフらについて100を越える論文を執筆、先鋭な問題意識と博覧強記を武器に「むきだしの古典」シリーズでは15冊におよぶ著書を執筆している。ドストエフスキー関連の著書としては、「むきだしの古典」シリーズのもの以外に、『ドストエフスキー再読』(2013)が知られる。また、ウラジーミル・ヴィソツキー全集の編纂者としても知られる。最新著としては、「偉人伝叢書」の一巻として出た『アレクサンドル・ジノヴィエフ 追放されたプロメテウス』(2016)が話題を呼んだ。

国際ワークショップ「『カラマーゾフの兄弟』の世界性」
(“Karamazov” and Us)

科学研究費助成事業「カタストロフィの想像力:ドストエフスキー文学の現代的意味とその世界展開」

来る2021年、フョードル・ドストエフスキーは生誕200年を迎える。その喜ばしいときを前に、世界の文学愛好者の間にドストエフスキー・ルネサンス到来の予感が生まれつつある。AIやバイオテクノロジーが支配する現代社会にあって、ドストエフスキーの文学は、なぜこれほどにも私たちの心をとらえるのか。本ワークショップでは、『カラマーゾフの兄弟』を中心として、その「現代的意味」そして「世界性」とは何かについて考える。

主催 日本ドストエフスキー協会(DSJ: Dostoevsky Society of Japan)
後援 名古屋外国語大学ワールドリベラルアーツセンター

日時 2020年2月20日:19時~21時(開場 18時45分)
会場 東京堂ホール(〒101-0051 東京都千代田区 神田神保町1丁目17 東京堂書店6階)
司会 沼野充義(東京大学)
(申し込み要 なお当日参加も可)

報告1 19:00-19:25  亀山郁夫「ドストエフスキーと金」
報告2 19:30ー20:15 パーヴェル・フォーキン「《信仰の象徴》としての『カラマーゾフの兄弟』」
司会進行;沼野充義(東京大学)
パネリスト;亀山郁夫(名古屋外国語大学)、越野剛(東京大学)

《記念講演者紹介》パーヴェル・フォーキン(Павел Евгеньевич Фокин)
1965年、カリーニングラード生まれ。 現在、ロシア国立文学博物館研究員、モスクワ・ドストエフスキー博物館長。カリーニングラード大学出身。ロシアドストエフスキー協会員、国際ドストエフスキー協会員。プーシキン、ドストエフスキー、ローザノフ、ソルジェニーツィン、A・ジノヴィエフらについて100を越える論文を執筆、先鋭な問題意識と博覧強記を武器に「むきだしの古典」シリーズでは15冊におよぶ著書を執筆している。ドストエフスキー関連の著書としては、「むきだしの古典」シリーズのもの以外に、『ドストエフスキー再読』(2013)が知られる。また、ウラジーミル・ヴィソツキー全集の編纂者としても知られる。最新著としては、「偉人伝叢書」の一巻として出た『アレクサンドル・ジノヴィエフ 追放されたプロメテウス』(2016)が話題を呼んだ。

国際ワークショップ「表象文化としてのドストエフスキー」
International Dostoevsky Workshop
"Dostoevsky as Culture and Representation"

ドストエフスキーの肖像

2021年のドストエフスキー生誕200年まであと2年となりました。私たちの科研費による研究プロジェクト「カタストロフィの想像力:ドストエフスキーの現代的意味とその世界展開」の研究も2年目の締めくくりを迎えます。今回は、イタリア・ヴェローナ大学のステファノ・アローエ氏(Stefano ALOE)を迎え、日本ドストエフスキー協会の協力によって国際ドストエフスキーワークショップと講演会「表象文化としてのドストエフスキー」を開催する運びとなりました。アローエ氏は、現在、国際ドストエフスキー副会長の任にあり、精力的に研究活動を行っています。テーマは、ドストエフスキーの作品が、音楽、映画、美術、演劇、彫刻その他のジャンルにおいていかに表象されたか。戦後まもない時期に、日本映画の偉大な先達である黒澤明が、戦後間もない時期の札幌を舞台に『白痴』の映画化を行ったことは知られる通りですが、今回のワークショップでは、黒澤はもとより、世界のアーティストがいかにドストエフスキーを愛し、みずからの領域においてその表象化に粉骨砕身したかを語ります。DSJ事務局のメールアドレス(dsjn_gg@nufs.ac.jp)にて、ふるってお申込み下さいますように!


国際ワークショップ&講演「表象文化としてのドストエフスキー」
International Dostoevsky Workshop:“Dostoevsky as Culture and Representation”
(科研費:「カタストロフィの想像力:ドストエフスキー文学の現代的意味とその世界展開」)

21世紀の現代においても脈々と生命力を保持し、世界の読者を魅了し続けるドストエフスキー。ドストエフスキーの文学は、映画、絵画、演劇、その他、表象芸術とどのような接点をもち、表象芸術はいかにドストエフスキーへの愛を告白したのか? 

主催:名古屋外国語大学(科学研究費助成事業)
後援:日本ドストエフスキー協会

¶日時:2019年2月16日(土)/12時半開場/13時開始
¶会場:東京大学本郷キャンパス 法文2号館2階 文学部1番大教室(入場無料)
・Access:地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷3丁目」、南北線「東大前」、千代田線「根津」から徒歩10分。
法文2号館は、東大赤門から徒歩5分、正門から徒歩3分。

《第1部》国際ワークショップ(13時00分〜) 
・番場 俊(BAMBA Satoshi; 新潟大学)「ドストエフスキーとグラフィックな想像力」
・諫早勇一(ISAHAYA Yuichi; 名古屋外国語大学)「ドストエフスキーの胸像とベルンシタム」
・大平陽一(OHIRA Yoichi; 天理大学)「亡命ロシア人画家ムサートフにとってのドストエフスキー」
・高橋知之(TAKAHASHI Tomoyuki; 東京大学)「ディケンズの絵画的想像力とドストエフスキー」
・亀山郁夫(KAMEYAMA Ikuo; 名古屋外国語大学)「ドストエフスキーと映画、その歴史」
  ―――――――――――
・越野 剛(KOSHINO Go; 北海道大学)「『北(ノルテ)― 歴史の終わり』考」
・梅垣昌子(UMEGAKI Masako; 名古屋外国語大学)「ウッディ・アレンとドストエフスキー」
・林 良児(HAYASHI Ryoji; 名古屋外国語大学)「ロベール・ブレッソンとドストエフスキー」
・野谷文昭(NOYA Fumiaki; 名古屋外国語大学)「アルゼンチン映画と『賭博者』」
・沼野充義(NUMANO Mitsuyoshi; 東京大学)「『白痴』をめぐる変奏――小説からステージへ オレーシャとワイダ」
・ステファノ・アローエ(Stefano ALOE; ヴェローナ大学)「黒澤明の『白痴』について」

《第2部》記念講演(16時30分〜)
ステファノ・アローエ(Stefano ALOE; ヴェローナ大学)
「ドストエフスキーの草稿におけるカリグラフィーと創造的思考」
・コメンテーター:望月哲男(MOCHIZUKI Tetsuo; 中央学院大学)

¶記念講演者プロフィール:
ステファノ・アローエ(Stefano ALOE);ヴェローナ大学准教授。1972年ナポリ生まれ。専門は、ロシア文学史、スラヴ諸国・イタリア比較文化論。現、国際ドストエフスキー協会副会長。ドストエフスキー、キューヘリベッケルを研究の中心に据え、これまでに3冊の著書と100点を越える学術論文を発表している。また、ベルガモのレンマプレス出版から“カリグラミ(Calligrami)”シリーズの総責任者の任にある。アマチュアの音楽家としても活躍し、“ロシアイタリア管弦楽団フラテリ・ペルベネ”の創設者でもある。

事務局:日本ドストエフスキー協会(Dostoevsky Society of Japan)事務局
申し込み先:ご自由に参加ください。ただ、準備の都合上、できましたら、以下のアドレスに「国際ワークショップ申し込み」と記入し、お申込みいただけましたら幸いです。dsjn_gg@nufs.ac.jp